スケーター目線でVans Slip-on Proをレビュー
今回は「Vans Slip-on Pro」をスケーター目線でレビューしていきます。
「Vans Slip-on Pro」はデザインが好みで、何足履きつぶしたかわからないほど。
最低でも5足は履きつぶしました。
そこまで履きつぶしたからわかる、「Vans Slip-on Pro」の良いところと悪いところをお伝えします。
Contents
スケボー向けにパワーアップさせたVasnのProライン
「Vans Slip-on Pro」のレビューをする前に、VansのProラインについてご紹介しておきます。
VasnのProラインとは、最新の技術を使って耐久性や衝撃の吸収性を高めたラインのこと。
Vansも元々はスケーターのためのスニーカーでしたが、スケボーの進化とともにスケシューとしての性能は微妙になっていきました。
しかし、Proラインの登場でVansの性能も高くなり、スケシューとしても耐えうるものになりました。
Proラインで最も特徴的なのが、インソール。
ポリウレタンをベース素材にした「ULTRACUSH」というインソールが使われており、着地した時の衝撃の吸収性が高くなりました。
また、つま先やアッパーなどの耐久性も高く、まさにスケーターのために改良されたモデルと言えます。
デザインはかっこいいが履き始めはやりづらい
スケボー用に改良されたProモデルである「Vans Slip-on Pro」を履いた感想は、ざっくりこんな感じ。
- デザインがシンプルでかっこいい
- 履き始めはデッキに食いつきすぎてやりにくい
デザインがかっこいいので、使いたくなるのですが、使い始めはキックフリップなどのトリックがやりにくいのがネックです。
「Vans Slip-on Pro」の良いところ
ここからはもっと詳しく「Vans Slip-on Pro」をレビューしていきましょう。
まずは「Vans Slip-on Pro」の良いところを3つご紹介。
- デザインがシンプルでカッコいい
- ソールは履き始めからすぐ馴染む
- 通常モデルと比べると耐久性と衝撃の吸収性が高い
デザインがシンプルでカッコいい
1つ目は見た目の話ですが、「Vans Slip-on Pro」はデザインがシンプルでカッコいいんです。
スケボーをする時は足元を見ることが多いので、自分の足元がカッコいいとテンションが上がりますよね。
シンプルなので、どんな服装にも合わせやすいのもメリット。
クラシカルな雰囲気でとてもカッコいいです。
ソールは履き始めからすぐ馴染む
Vansの特徴であるワッフルソールはProモデルも使われており、履き始めからすぐに足に馴染みます。
ソールは厚めですが、ワッフルソールのおかげでデッキの感触もしっかりわかります。
通常モデルと比べると耐久性と衝撃の吸収性が高い
Vansの通常モデルはインソールもソールも弱く、
- トリックした着地した衝撃が足にダイレクトに伝わる
- ソールの消耗が激しく、すぐに穴が空く
など、耐久性と衝撃の吸収性に問題がありました。
ただ、「Vans Slip-on Pro」はProモデルなだけあって、どちらの問題も解決しています。
Vansの通常モデルしか履いたことがないスケーターは、Proモデルを履くと印象が変わるかも。
ただ、最近のハイテクなスケシューと比べると、耐久性も衝撃の吸収性も正直低いです。
そのため、過度な期待は禁物。
「Vans Slip-on Pro」の悪いところ
良いところをご紹介した次は、悪いところも正直にお伝えしていきます。
「Vans Slip-on Pro」の悪いところは、この3つ。
- ソールのゴムがデッキに食いつきすぎる
- 耐久性が低い
- ぶかぶかになりやすい
ソールのゴムがデッキに食いつきすぎる
これは人によっては良いところにも変わるのですが、個人的には悪いと感じました。
ソールのゴムがデッキに食いつきすぎて、つま先を使うキックフリップがやりにくいんです。
その原因は「ソールとアッパーの繋ぎ目の位置が高い」こと。
繋ぎ目が高いとソールのゴムがデッキに当たる面積が増えるため、食いつきやすくなります。
それがやりやすく感じる方もいると思いますが、私自身はかなりやりづらいと感じました。
ただ、ソールが削れてくると食いつきも弱くなり、やりづらさもかなり緩和されます。
耐久性が低い
「Vans Slip-on Pro」は通常のモデルと比べれば、確かに耐久性は高いです。
ただ、それでもアッパーやソールは弱く、3週間以内で履きつぶしてしまいます。
※私は他のスケシューだと、1ヶ月程度で履きつぶすことが多いです。
ぶかぶかになりやすい
「Vans Slip-on Pro」はその名のとおり、スリッポンなので紐がありません。
そのため、履いてからしばらく経つとアッパーが伸びて、少し緩くなってきます。
スリッポンタイプの宿命でもあるのですが、「Vans Slip-on Pro」は緩くなるスピードが早いため、アッパーやソールに穴が空いてなくてもスケボーに使えなくなることもしばしばあります。
履きづらいけど、デザインの良さで履いてしまう「Vans Slip-on Pro」
ここまで良いところと悪いところをご紹介してきましたが、私はスケシューとしては履きやすさをあまり感じていません。
それでもデザインがシンプルでカッコいいので、何度も履いてしまいました。
個人的にはやりにくいと感じる「デッキへの食いつき」ですが、スケーターによってはむしろ調子が良いかもしれません。
NikeSBの「All court」みたいに、つま先にトゥラバーがあるタイプのスケシューが好きな人は問題なく履けると思います。
デザインがカッコいいだけど、テンションは上がるので、気になっているスケーターはぜひ試してみてください。
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