スケボーの怪我から早く復帰するために重要な2つのポイント
スケボーに怪我はつきもの。特に多いのが、足首の捻挫です。
足首を捻挫してしまうと、しばらく滑れなくなるのがスケーターとしては辛いですよね。
私も足首を捻挫した時に痛みを気にするよりも先に
「しばらく滑れなくなるのが嫌だ!」
と思います。
これは私だけでなく、スケーター全員が共通して思いますよね。
実際に大きな捻挫をした時も、スポーツトレーナーの方に「早く治すためにどうしたらいいか」を根掘り葉掘り聞いて、実践したこともあります。
今回はスポーツトレーナーから聞いた話と自分で調べた内容を元に、怪我から早く復帰するために重要な2つのポイントをご紹介します。
Contents
怪我をしたらまずは専門家に見てもらおう
怪我から早く復帰する方法をお伝えする前に、まずお伝えしておきたいことが
怪我したら必ず専門家に見てもらうこと
「痛みは少ないから大丈夫」「このぐらいだったらすぐ治るだろう」と自分で判断して滑り始めてしまうと、怪我が悪化したり治るのが遅くなります。
特に膝や腰の痛みは慢性化しやすいので、ちょっとした痛みで専門家に相談することをオススメします。
また、今回お伝えする2つのポイントはどちらも、しっかり休息をとることが前提になっているので、専門家に伝えられた期間はしっかり休みましょう。
ポイント1:バランスの取れた食事で栄養をしっかり摂る
色々な怪我がありますが、怪我=身体のどこかの組織が壊れています。
そのため、怪我から復帰するためには壊れた筋肉・骨・靭帯などを修復するための栄養をしっかり摂る必要があります。
怪我してる期間の理想的な食事は、低カロリーで様々な栄養をバランス良く摂ること。
と言われても困ると思いますし、なかなか難しいとですよね。
そのため、今回は怪我から早く復帰するために重要な栄養素をご紹介します。
怪我から復帰するため、意識的に摂りたい栄養素はこの3つ。
- タンパク質
- ビタミンC
- ミネラル
身体のあらゆる組織の素になるタンパク質
タンパク質は筋肉や骨・靭帯など、身体のあらゆる組織の素になるため、怪我をしてる期間でも積極的に摂った方がいいです。
タンパク質が多く含まれているオススメ食べ物は、
- 鶏むね肉
- 牛もも
- 豚もも
- 納豆
- 卵
です。
ただ、タンパク質をたくさん摂るのって結構大変なのでプロテインを活用することをオススメします。
長く滑るためにコンディションを整えたいスケーターにオススメのプロテインのご紹介
捻挫をした時に効果的!?ビタミンC
ビタミンCは腱や靭帯を構成するコラーゲンの合成に必要な栄養です。
そのため、靭帯を痛めた時は積極的に摂取した方がいい栄養素とも言えます。
ビタミンCが多く含まれているオススメの食べ物は
- 柑橘系のフルーツ
- ポテトサラダ
- プロッコリーのゴマあえ
骨折した人は積極的に摂ってほしいミネラル
ミネラルと一口に言っても、色々な種類がありますが、中でもカルシウムは意識的に摂りましょう。
ご存知の方が多いように、カルシウムは骨の材料になります。
そのため、骨折した人は意識的に摂取しましょう。
カルシウムが多く含まれているオススメの食べ物は
- 牛乳
- チーズ
怪我してる間は我慢した方がいい食べ物もある
ここからは怪我してる間はあまり摂らない方がいい栄養について、解説していきます。
怪我している間に控えた方がいいのは、この2つ。
- 脂質
- リン
栄養の中でも脂質はカロリーが高いため、1日の摂取カロリーをおさえるためにも脂質は控えめにした方がいいです。
また、リンも怪我の間は控えることをオススメします。
リンはミネラルの一種ですが、過剰摂取するとカルシウムの吸収を阻害してしまいます。
食品添加物や加工食品、清涼飲料水にリンは多く含まれます。
そのため、このような食べ物は怪我してる期間は控えた方がいいです。
- ポテチなどのスナック
- ラーメン
- ピザ
- チョコレート
- コーラ
- サイダー
ちょっとつらいですが、怪我してる間はジャンキーな食べ物は控えた方がいいということです。
ポイント2:怪我していない部位を鍛える
怪我している期間、全く身体を動かさないと逆に復帰が遅れてしまいます。
怪我している部位に負担がかからない範囲で、積極的に筋トレすることをオススメします。
怪我している期間に筋トレするメリットは、この2つです。
- 筋肉が増えて運動のパフォーマンスが上がる
- 血行が促進されて、怪我している部位に栄養が届きやすくなる
筋肉が増えて運動のパフォーマンスが上がる
私はスケボーがスポーツではないと思っていますが、それでも筋肉を使うことは確かです。
そのため、スケボーも筋トレして筋肉を増やすことで、パフォーマンスが上がります。
足首の捻挫をした場合は、体幹を鍛えることを強くオススメします。
体幹を鍛えると身体の軸が安定し、トリックの安定感が増しますよ。
Sean Malto(ショーン・マルト)やPaul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)など、有名なスケーターも怪我してる期間やリハビリの期間は、ハードな筋トレをしていたそうです。
筋トレがスケボーに与える影響については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【30代のスケーター必見!】スケボーのパフォーマンスを上げるトレーニングメニュー
血行が促進されて、怪我している部位に栄養が届きやすくなる
筋トレすると全身の血行が良くなります。
食事で摂取した栄養は血によって、各部位に運ばれていきます。
そのため、血行を良くすることで怪我している部位に、より多くの栄養を届けることができるんです。
スケボースキルと筋肉どちらもリハビリしよう
ここまでのご紹介した2つのポイントをおさえると、何もしない時よりも怪我からの復帰は早くなるはず。
怪我から復帰したら、すぐに勘やスキルを取り戻したくて焦りますが、ちょっとずつリハビリしていきましょう。
休んでいる間は全く動かせていないため、怪我した部位は思ったよりも筋肉が落ちています。
そのため、復帰したばかりの時は
- なんとなくバランスが悪い
- 体力がなくなっている
と感じると思います。
とにかく滑って筋肉を戻すこともできますが、それよりも筋トレを平行して行う方が効果的です。
トッププロスケーターのSean Malto(ショーン・マルト)の復帰にせまったドキュメンタリー動画でも、スケボーのスキルを取り戻すのと平行して筋トレしていました。
スケボー1回でかかる負荷はそこまで高くありません。
そのため、筋トレで怪我した部位にある程度高い負荷をしっかりかけていきましょう。
ただ、無理は禁物。
痛みや違和感を感じたら、無理せず休みましょう。
スケーターにオススメの筋トレメニューは、この記事にまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
【30代のスケーター必見!】スケボーのパフォーマンスを上げるトレーニングメニュー