スケボーに興味がある人に知ってほしい6つの魅力
今回の記事では「スケボーに興味あるけど、始めるか迷っている人」に向けて、スケボーの魅力をお伝えしようと思います。
スケボーを始めて8年以上。私なりにスケボーに真剣に向き合った経験の中から、「スケボーを始めてよかった」「続けてよかったな」と思えることをいくつかピックアップしてご紹介します。
「スケボーを始めるか迷っている人」はスケボーを始める第一歩として、この記事を読んでもらえると嬉しいです。
Contents
スケボーは難しいから楽しい
スケボーは1つのトリックを覚えるのに、とても時間がかかります。
基礎トリックのオーリーやショービットでさえ、きちんとできるまでに何ヶ月もかかりますし、1度できたトリックでも場所や使うセクションが違うと全然できなくなります。
上級者でさえ、自分のイメージ通りにトリックを決めるまでに時間がかかることが多いです。
また、難しいだけでなく、トリックに挑戦する過程で失敗して打撲など痛い思いをすることも少なくありません。
スケボーは仲間がいても、最終的には自分との勝負です。
コーチもいないので、自分の好きなタイミングで諦めることもできます。
- 「全然できなさそうだし、やっぱり諦めようかな」
- 「疲れてるから今日はやめよう」
- 「怖いし、痛いからやめよう」
と頭をよぎることは何度もあると思います。
それでも「難しいから」「痛いから」「怖いから」と諦めたい自分と戦って、自分と向き合って、自分に乗り越えて初めてトリックを成功させた時の喜びは本当に大きいです。
この喜びの大きさは他の何かで味わうことは難しいと思いますし、何事にも変えがたいと思います。
先ほど「最終的には、スケボーは自分との勝負」と書きましたが、その努力や過程を知っている仲間がいれば、その達成感を共有できます。
自分を乗り越えて成功する快感は、上手くなろうと努力し続ける限り味わえることが、スケボーの一番の魅力だと私は思います。
職種や年齢なく仲間になれる
私はスケボーを通して、中学生や高校生から40代のスケーターまで幅広い仲間ができました。
今も職種や年齢関係なく、仲間が増え続けています。
スケボーは一種のコミュニケーションツールなんじゃないか、とさえ私は思うことがあります。
職種や年齢、国籍が違っても同じ場所で滑っているだけで自然に仲良くなれます。
スケボーしていなかったら、絶対に知り合わなかったであろう人たちとも深く知り合うことができました。
そして、スケボーで知り合った人を通して、自分の知らない知識が増えたり、様々な経験もできました。
このように、スケボーを始めることで色々な人と知り合うことができ、色々な経験ができることもスケボーの魅力の1つなんです。
色んな街の「生」の文化を感じることができる
私はスケボーを始めてから、滑るために色々な場所に行きました。
それぞれの街のストリートで滑っていると、その街の観光スポットでは感じられない、その街の「生」の雰囲気や文化を感じられます。
観光スポットだと、観光客用に綺麗にされていたり悪いものは遠ざけたりと、何かしら「加工」されているため、その街が持っている「生」の雰囲気や文化を感じられません。
すごいわかりやすい例だと、ストリートで滑るとその街の「治安」をすぐに知ることができます。
治安が悪いところで滑ると、通行人の方からは「またあいつらか」という冷たい目で見られたり、不良に絡まれ
治安がいいところだと、おばあちゃんが「頑張ってね」と声をかけてもらえることもあります。
少し抽象的な表現ですが、スケボーに乗って街で滑ると、その街の「生」の雰囲気や文化をより深く感じられるようになります。
既存の枠組みに縛られない発想ができるようになる
スケボーはルールもないし、コーチもいません。
上手くなるための近道があっても、「こうしなければいけない」という縛りは何1つなし。
自分の好きなことをして、ただ楽しめればそれでいいのがスケボーです。
オーリーせずプッシュするだけでもいいですし、オーリーだけを極めてもいい。
もちろん、みんながしていることを真似する必要もありません。
むしろ、誰もやっていないことの方がかっこいいとされるのがスケボーの文化です。
だからこそ、スケーターはみんな、誰もやってないことをやってやろうと試行錯誤を積み重ねています。
そうやって、既存の枠にとらわれずに挑戦し続けていると、スケボー以外でも既存の枠にとらわれない発想ができるようになります。
スケーターに絵描きや音楽を作るアーティストが多いのは、スケボーによって鍛えられた既存の枠組みにとらわれない発想がベースにあることが大きな要因だと、個人的には思っています。
好きな時に気軽にできる
「時間と場所さえあればどこでもできる」こともスケボーの1つの魅力です。
サッカーなどの団体競技やテニスなどの対人スポーツは相手がいないとできず、友達や仲間を集めるのが大変ですよね。
特に社会人となると、仲間のスケジュールを合わせるのも一苦労です。
でもスケボーなら自分の好きな時間に一人でできるので、実は社会人の方にもぴったりな趣味だと思っています。
初心者向けのスケボーショップが増えてきたり、練習する場所が増えてきたりと、大人の方でも始めやすい環境が整ってきています。
スケボーに興味がある社会人の方は、「もう大人だから」とか「いい年」だから、という気持ちは一旦忘れて、スケボーしたい気持ちを優先して、一歩踏み出してみましょう!
プッシュしてるだけでも楽しい
先ほど「スケボーはとても難しい。だからこそ楽しい」とご紹介しました。
確かにスケボーを本気で上手くなろうと思ったら、色々なトリックに様々な場所で、本気で挑戦する必要があります。
ただ、もっとラフに気軽に、スケボーを楽しむこともできるんです。
ラフに気軽に楽しむのであれば、トリックができるようになる必要はありません。
プッシュ(スケボーを漕いで進むこと)ができれば、実はそれだけでも楽しいんです。
プッシュをすると、いつもの通勤・通学路を通るだけでいつもと違った景色が見えますし、春先や秋などはプッシュして風に当たるだけで気持ちよくなれます。
また、スケーター仲間と一緒に知らない場所をプッシュするのも最高です。
仲間と一緒にプッシュする楽しいこの感覚は、バイクのツーリングと似ていると思います。
「本気でトリックしたいわけではないけど、興味がある」という方は、プッシュができるようになるところまで挑戦してみてください。
きっとスケボーに乗って、街を滑ってるだけで楽しくなれますよ。
トリックをせず、街で滑るだけのクルージングタイプのスケボーもあるので、気になる方はこちらの記事も合わせてご覧ください。
クルーザーの選び方をスケボー初心者にもわかりやすいように徹底解説!
迷っている人はまず始めてみよう
性別や年齢関係なくスケボーを始めるか迷っている人は、ぜひ思い切って始めてみてください。
初心者に優しいスケボーのショップも増えてきてますし、初心者が練習できるスケートパークも増えています。
また、初心者向けや大人向けのスケボースクールも開催されており、スケボーを始めるハードルはどんどん下がってます。
30代〜40代の方も今から始めてもいいのかな?と迷う必要はありません。
私の周りにも30代〜40代からスケボーを始めて、楽しんで日々上達しているスケーターがたくさんいます。
※30代・40代の方向けにスケボーの魅力を解説した、こちらの記事も合わせてご覧ください。
30代・40代でも、何歳からでもスケボーは始めてもいい
スケボーのパーツもそんなに高くありませんし、本格的にトリックをやらなくても楽しむことができます。
どんなパーツが必要で、どうやったら組み立てればいいかわからない方向けに、全てのパーツが組みあがった状態のコンプリートセットもあります。
コンプリートセットについて、詳しく知りたい方はこちらの記事も合わせてご覧ください。
スケボー初心者向け!スケボーをコンプリート・バラで購入するそれぞれのメリット・デメリット
なかなか踏み出せない人はスケボーショップや知り合いのスケーターに相談してみてください。
きっと新しい世界に踏み出せるように背中を押してくれますよ。