流行と時代を作るプロスケーター Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)
今回の記事では、アメリカ国内で最も有名なプロスケーターP-ROD(ピーロッド)こと、Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)をご紹介します。
Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)は、1990年代からスケボー業界のトップで活躍し続けるスケーターです。
今ではスケーターとしてだけではなく、デッキやアパレルを生産・販売しているPrimitive skateboarding(プリミティブ スケートボーディング)の経営も行なっています。
Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)の影響力は強く、20代前半から後半の現役プロスケーターのほとんどが彼の影響を受けていると言っても過言ではありません。
- スポンサー:Nike SB,Primitive skateboarding,VENTURE,Villager,NIXON,Markisa,glassy,andale
- 出身地:カリフォルニア州
- 年齢:33歳(2018年時点)
- スタンス:グーフィー
Contents
時代や流行を作れるスケーターPaul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)
かっこいいスケーターや上手いスケーターはたくさんいます。
ただ、新しい時代や流行を作れるスケーターはほんの一握り。
Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)は、その数少ない時代や流行を作れるスケーターの一人なんです。
Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)がパートで使ったトリックは、そのパートが出てから1年ぐらいすると、アメリカのプロスケーターの間ではやり始めます。
バックテールやスイッチのテクニカルトリック・ノーリーレイトフリップなど、Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)が流行らせたトリックは数しれません。
Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)の2003年に発売されたYeah Rightのパートを見ると、「この時代でこのトリックをやっているのか」と今でも驚きます。
また、今ではガチスケーターから初心者のスケーターまで幅広く人気があるNikeSBですが、発足当初はあまり人気がありませんでした。
NikeSBの発足当時は、「金のためだけにスケボー業界に参入した」として多くのスケーターたちがNikeを良く思っていませんでした。
私もNikeSBが出たばかりの頃は、あまり履こうと思わなかったのを覚えています。
(今ではNikeSBのJanoski Slipon愛用者ですが・・・笑)
ただ、正真正銘の生粋のスケーターであるPaul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)が率先してNikeSBのプロモーションを行ったおかげで、NikeSBのプロダクツの良さがスケーターに伝わっていきました。
もちろん他にも有名なスケーターがたくさんいたことも、人気になった1つの理由だと思います。
ただ、いくらスポンサー費用が良くてもプロダクトがあまり良くなかったり、スケボーの文化を壊すような会社であれば、ここまで有名なスケーターは集まらないはず。
スポンサー費用が良いだけでなく、プロダクトの良さを他のプロスケーターに証明したのはここまで説明したとおり、Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)だと思います。
言い換えると、Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)がいたからこそ、他のプロスケーターもNikeSBに集まってきたのかもしません。
また、NikeSBを人気にさせる中心人物となっただけでなく、Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)自身でPrimitive skateboarding(プリミティブ スケートボーディング)というブランドを立ち上げ、わずか10年で世界中で人気のブランドにしました。
今でこそスモールブランドはたくさんありますが、Primitive skateboarding(プリミティブ スケートボーディング)の立ち上げ時期には大きなブランドがスケボーの市場を独占していました。
今のスモールブランド乱立の時代を牽引したのも、やはりPaul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)なんじゃないかと私は思っています。
Primitive skateboardingとは
Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)が経営するPrimitive skateboarding(プリミティブ スケートボーディング)は、デッキやアパレルをメインに製造・販売しているブランドです。
ブランドのメンバーもかなり豪華で、WADE DESARMO(ウェイド・デザーモ)やDIEGO NAJERA(ディエゴ・ナジェラ)、CARLOS RIBEIRO(カルロス・リベロ)、NICK TUCKER(ニック・タッカー)など、ベテランから若手の人気スケーターまで、実力確かなスケーターが集まっています。
もう辞めてしまいましたが、Primitive skateboarding(プリミティブ スケートボーディング)にはShane O’neillも一時期在籍していました。
Primitive skateboarding(プリミティブ スケートボーディング)は2008年に出来たブランドですが、今ではアメリカ国内に止まらず世界各国で人気のブランドに成長しました。
気になる方はPrimitive skateboarding(プリミティブ スケートボーディング)の動画もチェックしてみてください。
全てのトリックを完璧にこなす男 Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)
Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)のスケートスタイルを一言で表すと、「どのトリックも完璧・教科書的」です。
フラットトリックはもちろん、大きなステアやハンドレールも攻められますし、スイッチトリック・テクニカルなレッジトリックなども完璧な完成度でメイクします。
Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)のスイッチは、スイッチっぽさが全くなく、彼のメインスタンスを知らないとスイッチかメインか判別できないほどです。
Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)の得意なトリックは、トレフリップとフロントサイドフリップ。
この2つはスイッチもメインも完璧です。
スイッチのトレフリップ(360flip)は、スイッチの方がキレイなんじゃないかと思うぐらいのクオリティなので全スケーター必見。
現在は膝の怪我からリハビリ中・・・
この記事を書いている2018年10月の少し前に、Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)は膝を怪我しています。
今まで大きな怪我をしてこなかっただけに、本人もかなり焦ったらしいです。
現在は復帰に向けてハードなリハビリ中。リハビリの様子も動画にアップされています。
この動画の中でPaul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)はリハビリのために、ハードなトレーニングをしています。
これを見ると、あらためてスケボーには筋肉が必要なんだなと感じますよね。
NikeSBで同じチームのLuan oliveira(ルアン・オリベイラ)も怪我はしていませんが、日々筋トレしているようです。
20代後半から30代以降になると筋肉が落ちやすくなるので、プロスケーターではなくても長く滑り続けたいなら、筋トレした方がいいんだと思います。
スケボーに必要な筋肉とパファーマンスを上げるためのトレーニングメニュー
Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)のシグネチャーデッキ・シューズ
Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)は数多くのパートを出しているのですが、個人的に最も好きなパートは「Me Myself and I」です。
2010年のパートですが、このパートのエンダートリックをやってるスケーターはPaul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)以外に見たことありません。
「Me Myself and I」はDVDでは発売していないので、iTunesで購入してご覧ください。
Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)のシグネチャーデッキは、自身が経営しているPrimitive skateboarding(プリミティブ スケートボーディング)からリリースされています。
Primitive skateboarding(プリミティブ スケートボーディング)のデザインは結構独特で、最近ではドラゴンボールとコラボしたデッキを出しています。
Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)のシグネチャーシューズはNikeSBからリリースされており、2018年時点で最も新しいシグネチャーシューズは「Paul Rodriguez10」です。
Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)のシグネチャーシューズには、自身の名前とナンバリングがついており、1年1回ペースで新しいモデルがリリースされ続けています。
Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)のセットアップ
Paul Rodriguez(ポール・ロドリゲス)のセットアップ(どんなパーツを使っているか)はこの記事で詳しくご紹介しているので、気になる方はこちらも合わせてご覧ください。
トッププロスケーター8名のセットアップ紹介