【スケボー初心者向け】オススメのミニクルーザーと練習方法
この記事ではスケボー歴約10年のスケーターが
- ミニクルーザーとは何か
- ミニクルーザーのメリット・デメリット
- オススメのミニクルーザー
- ミニクルーザーを買ったら練習してほしいこと
を詳しく解説していきます。
スケボー初心者の購入候補にあがることが多いミニクルーザー。
確かにミニクルーザーはポップなデザインなものが多く、とっつきやすいですよね。
そのミニクルーザーが、本当にスケボー初心者に向いてるかどうかも合わせてお伝えいたします。
Contents
ミニクルーザーとは
ミニクルーザーとは、サイズが小さく持ち運びしやすいスケボーのことです。
スケボーには他にもトリック向けのスケボーやサイズが大きい「クルーザー」、ロングボードといったタイプもあります。
ミニクルーザーは移動に特化した形とセッティングになっているため、トリックはできません。
「ミニクルーザー=ペニー」ではない
ミニクルーザーの中でも最も有名なのは、ペニーですよね。
スケボーにあまり興味がない方でも知っているかもしれません。
そのためか、「ミニクルーザー=ペニー」だと思っている方も多いです。
ただ、実は「ペニー」って、オーストラリアの会社が作って販売しているミニクルーザーの商品名なんです。
ミニクルーザーには、ペニー以外にも色んな種類があります。
ペニーついて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
ミニクルーザータイプのスケボー Penny(ペニー)の魅力と選び方
ミニクルーザーの特徴
色々なタイプのスケボーがありますが、ミニクルーザーはどのような特徴があるのでしょうか。
先にざっと特徴をまとめると、
- 持ち運びしやすく移動に特化したポップなデザイン
- スケボー初心者が乗りこなすハードルは高い
とこんな感じ。
そう、実はミニクルーザーってスケボー初心者にはちょっとだけハードルが高いんです。
その理由については、ここから先で詳しくご紹介していきます。
ミニクルーザーの良いところ
ミニクルーザーの良いところはこの3つ。
- 小さくて軽いから持ち運びしやすい
- ポップなデザインが多い
- 路面が粗いところでもスムーズに進める
小さくて軽いから持ち運びしやすい
ミニクルーザーはその名のとおり、サイズが小さいのが特徴。
また、ミニクルーザーは他のタイプと違い、板がプラスチックなので、かなり軽いです。
そのため、他のタイプと比べるとダントツで持ち運びしやすいです。
ポップなデザインが多い
ミニクルーザーには、配色がポップで女性の心を掴むようなデザインが多いのも特徴。
他のタイプのスケボーだと、女性向きのデザインはかなり少ないです。
路面が粗いところでもスムーズに進める
ミニクルーザーはトリックではなく、移動に特化したセッティングになっています。
そのため、トリック用のスケボーではスピードが落ちてしまうような粗い路面でも、ミニクルーザーなら少ない減速でスムーズに滑れます。
ミニクルーザーの良くないところ
ここまではミニクルーザーの良いところをご説明してきたので、次は良くないところをご紹介していきます。
ミニクルーザーの良くないところは、この3つです。
- 小さくて軽いから不安定
- トリックがやりにくい
- カスタマイズ性が低い
小さくて軽いから不安定
ミニクルーザーの良いところでもある、小さく軽いところは逆にデメリットにもなります。
板がプラスチックなので、乗ったら結構しなります。
また、板のサイズが小さく足の置き場が狭いため、かなり不安定です。
スケボー初心者の方が乗るのは、結構怖いかも。
トリックがやりにくい
ミニクルーザーは移動と持ち運びのしやすさに特化しているため、トリックがやりにくいセッティングになっています。
不可能なわけではありませんが、ミニクルーザーのトリックでは上級者でも難しいです。
そのため、トリックがやりたい方は、ミニクルーザーではなく、トリック用のスケボーを購入しましょう。
ミニクルーザーとトリック用のスケボーの違いは、こちらの記事にまとめています。
スケボー初心者にペニーは不向き?ペニーと普通のスケボーの違いを解説
カスタマイズ性が低い
ミニクルーザーもある程度はカスタマイズできますが、パーツの種類が少なく、カスタマイズ性は低いです。
本格的にカスタマイズして、自分だけの移動用のスケボーが欲しい方は、サイズとグレードアップして本格的なクルーザーを購入しましょう。
クルーザーの選び方をスケボー初心者にもわかりやすいように徹底解説!
スケボー初心者にオススメのミニクルーザー
ここまでご紹介してきたミニクルーザーの特徴をまとめると、
- 小さくて軽いから持ち運びしやすい
- 粗い路面でもスムーズに滑れる
- 不安定で乗りにくい
とこんな感じです。
正直、個人的にはスケボー初心者にミニクルーザーはオススメできません。
その理由は、特徴でもあげた「不安定で乗りにくい」こと。
ミニクルーザーを公道で乗れるぐらい乗りこなすまでには、結構時間がかかると思います。
それでもどうしても「ミニクルーザー」に乗りたい!という方は、サイズが大きめのミニクルーザーを選びましょう。
板が大きいとその分、安定感があり乗りやすいです。
ペニーであれば、27インチモデルか
32インチモデルであれば、安定感はある程度得られるはず。
ただ、板が大きいとミニクルーザーのメリットである「持ち運びのしやすさ」はなくなります。
そのため、スケボー初心者には「ミニクルーザー」ではなく、「クルーザー」の購入を検討することをオススメします。
スケボー初心者はミニクルーザーよりもクルーザーがオススメ
では、スケボー初心者にオススメの「クルーザー」と「ミニクルーザー」ってどう違うのでしょうか。
「クルーザー」を「ミニクルーザー」と比較すると、こんな違いがあります。
- クルーザーの方が大きいため、安定感がある
- クルーザーの方がスピードが出やすく、粗い路面でも滑りやすい
- クルーザーの方がカスタマイズ性が高い
- クルーザーは重く大きいため、持ち運びが少し大変
持ち運びが大変になること以外は、クルーザーを選ぶ方がメリットは大きいです。
特にクルーザーの乗りやすさ・安定感は段違い。
ミニクルーザーとクルーザーでそこまで値段も変わらないため、もう一歩踏み込んで「クルーザー」を選んでみましょう。
クルーザーの選び方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
クルーザーの選び方をスケボー初心者にもわかりやすいように徹底解説!
ミニクルーザーを買ったら練習してほしい4つのコト
スケボー初心者の方がミニクルーザーを購入したら、公道に出る前にこの4つを必ず練習しましょう。
- プッシュ(進む)
- ターン(曲がる)
- ブレーキ
- 降りる
当たり前のことですが、意外に難しく感じると思います。
また、スケボーに置く足がどちらが前足になるのか、確認しておきましょう。
ミニクルーザーを公道で滑るために必要な技術は、こちらの動画にわかりやすくまとまっています。
スケボー初心者はクルーザーも検討しよう
ミニクルーザーは持ち運びしやすく、可愛いデザインが多いのに、街乗りしやすいというメリットがあります。
そのため、スケボーを始める時の最初の選択肢に上がることが多いです。
ただ、実際はミニクルーザーって結構不安定で乗りにくいため、乗りこなすハードルは高いんです。
私の周りでミニクルーザーを購入したい人は、ことごとくスケボーを挫折するかクルーザーに買い換えています。
だからこそ、スケボー初心者の方で街乗りしたい方には「クルーザー」の購入を検討することを強くオススメします。
クルーザーを選ぶと持ち運びしにくくなりますが、スケボーを長く持ち運ぶことってそう頻繁にはないはず。
であれば、大きくて安定感があるクルーザーを選ぶメリットは大きいです。