キックフリップを回す3つのポイントとオススメの練習方法
オーリーの次の壁となるキックフリップ。
- オーリーが出来てきたから挑戦してみたけど、全然デッキ(板)が回らない
- デッキ(板)がどうしても1回転しない
- デッキ(板)を回転させるイメージができない
という方は多いと思います。
そんな方のために、今回はキックフリップを1回転させるポイントとオススメの練習方法をお伝えします。
Contents
キックフリップってどんなトリック
1回転させる方法をご紹介する前に、キックフリップがどんなトリックかを簡単にご説明します。
キックフリップはオーリーの応用となる技で、板をつま先で縦に1回転させるトリックです。
私がアップしたHowto動画を見ていただけると、どんなトリックかがイメージできると思います。
まずは平行なオーリーができるようになろう
キックフリップでデッキを回転させるために最も重要な感覚は、「前足のつま先でノーズを振り抜く」こと。
この感覚を覚えるためには、まずはノーズとテールが平行になるオーリーができる必要があります。
ノーズとテールが平行になるオーリーをするためには、前足のつま先をしっかりノーズまで擦り上げないといけません。
そのつま先をしっかりノーズまで擦り上げる感覚が、キックフリップで重要な「つま先でノーズを振り抜く」感覚に繋がるのです。
そのため、平行なオーリーができない人は、まずオーリーから練習することをオススメします。
つま先でノーズを振り抜くイメージを作ろう
平行なオーリーでノーズまで擦り上げる感覚を身に着けたら次は、つま先でノーズを振り抜くイメージを作ること。
- どのタイミングで
- ノーズのどこを
- どういう動作で振り抜くか
をしっかりイメージすることが非常に大切です。
このイメージを作らないまま練習しても、どうやって体を動かせばいいのかわからないので、がむしゃらに動くことになります。
その結果、キックフリップをメイクするまでに時間がかかってしまいます。
つま先でノーズを振り抜くイメージを作るのに最も良いのは、うまい人のキックフリップをスローモーションで見ること。
自分がその動作を行なうイメージができるぐらい、うまい人の動きを分析してみましょう。
スローモーションでキックフリップが見れるオススメな動画はこれです。
この動画では、プロスケーターであるKelly Hart(ケリー・ハート)のキックフリップをスローモーションで見れます。
Kelly Hart(ケリー・ハート)のキックフリップは全く癖がなく、とても綺麗なのでぜひ参考にしていただきたいです。
つま先で振り抜くポイント
とはいえ、いきなり動画を見て分析しろと言われてもなかなか難しいですよね。
ここからはより具体的につま先でノーズを振り抜く動作のコツをご紹介します。
ノーズを振り抜く動作のポイントは、この3つ。
- 背中側につま先を振り抜く
- ノーズの斜めしたに振り抜く
- ノーズが前足に当たってから振り抜く動作をする
背中側につま先を振り抜く
1つ目のポイントは、つま先で振り抜く位置はノーズの真ん中よりも少し背中側にすること。
この写真の丸で囲んだところを、つま先で振り抜くイメージです。
※デッキが汚くてすみません。。
これよりも背中側で振り抜いてしまうと、
- デッキに回転がかからない
- デッキよりも先に前足が着地してしまう
ことがあります。
また、キックフリップを練習し始めたばかりの方は、自分が思ってるよりも背中側に振り抜けていないことが多いです。
そのため、「つま先をうまく振り抜けないなー」と感じる人は、極端なぐらい背中側に振り抜いてみてください。
ノーズの斜め下に振り抜く
2つ目のポイントは、ノーズより進行方向側かつ下めに振り抜くことです。
振り抜いた前足はノーズよりも前に出るイメージで振り抜くと、1回転する力がデッキに加わりやすくなります。
ノーズが前足に当たってから振り抜く動作をする
3つ目のポイントが、ノーズが前足に当たってから振り抜く動作をすること。
板が回転しない原因の多くが、ノーズを振り抜くタイミングが早すぎることにあります。
ノーズを振り抜くタイミングは、ノーズが前足に当たってから行なうぐらい遅めの方がいいです。
しっかりとノーズを引きつければ引きつけるほど、つま先でノーズを振り抜いた時に回転をかけやすくなりますし、自分の真下でデッキが回転します。
フリップ回転させた板に片足ずつ乗りに行こう
ノーズでつま先を振り抜く動作を行なう3つのポイントをご紹介してきましたが、キックフリップでデッキを回転させるイメージはできたでしょうか。
イメージできたらすぐにでも、キックフリップに乗りにいきたくなりますよね。
でもいきなり乗りにいくのはちょっと我慢してください。
1回転させた板にいきなり両足を乗せに行くのはかなりハードルが高いんです。
それは
- 板を弾く
- ジャンプする
- つま先で板に回転をかける
- 1回転したデッキに乗る
という慣れない動作を一瞬で行う必要があるから。
乗りに行くハードルを下げるために、まずはこの2つの感覚を覚えましょう。
- デッキを回転させる感覚
- 1回転したデッキに足を乗せる感覚
この2つの感覚を覚えるのにオススメの練習方法が、1回転させたデッキに片足を乗せる練習です。
具体的には、
1)止まった状態でデッキに乗る
2)その状態でデッキを弾いて、フリップ回転をかける
3)1回転したデッキに前足(or後ろ足)を乗せる
という練習方法です。
後ろ足を乗せるよりも前足を乗せる方が簡単なので、まずは
- デッキを1回転させること
- 1回転させたデッキに前足を乗せること
を目標に練習してみてください。
1回転させたデッキに簡単に前足を乗せられるようになったら、次は後ろ足を乗せる練習をしてみましょう。
前足と後ろ足、両方乗せられるようになったら、デッキを1回転させる感覚や回転させたデッキに足を乗せる感覚が身についたはずです。
柵につかまって1回転させたデッキに両足を乗せてみよう
前足と後ろ足、片方ずつ乗せられるようになったら、両足で乗りにいく練習を始めてもいいと思います。
ただ、1回転させたデッキに乗るのは結構怖いはず。
恐怖心がかなりある方は、柵につかまった状態でキックフリップの練習をしてみましょう。
柵があるとまくられて転ぶことはないですし、下半身の動きに集中できるので一石二鳥です。
キックフリップを1回転させる最後のワンポイント
ここまでご紹介してきた板を回転させる3つのポイントと練習方法をふまえて練習すれば、キックフリップはできるようになるはずです。
いきなり両足で乗りにいきたくなる気持ちもわかりますが、急がばまわれ。
動作をわけて練習した方が早く上手くなりますよ。
早く上達するための練習方法は、動画にもまとめているので、こちらもよかったらご覧ください。
ここまでご紹介してきた方法でどうしても板が回転しない方に、あと1つだけポイントをご紹介します。
それはテールをしっかり弾くこと。
フリップを練習し始めると、デッキを振り抜く動作にばかり集中してしまいますが、テールをしっかり弾かないとノーズが上がってきません。
ノーズが上がってこないと、つま先でノーズを振り抜くこともできず、デッキを回転させられません。
そのため、ここまでご紹介してきたポイントをふまえてもデッキが回転しない方は、テールを弾くことも意識してみてください。
キックフリップのコツや練習方法は、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
キックフリップが上手くなりたい20代・30代のスケーターへ
この記事をご覧になった20代・30代のスケーターの中には、1人での練習に限界を感じている方もいらっしゃると思います。
20代・30代のスケーター向けに、MarryMagは1対1のスケボーレッスンを始めました。
キックフリップって、かなり難しいですよね。
ノウハウ記事やHowto動画を見て練習するだけでは、どうしても限界があります。
でもスケボーレッスンなら、実際にその方のキックフリップを見て、個別具体的な改善アドバイスができます。
上達に最も効果的なのって、やっぱり個別具体的な改善アドバイスなんです。
1対1のスケボーレッスンが気になった方は、こちらのページをご覧ください。
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